人が悩みを漏らすのは、助言が欲しいからではなく、

ただそうしたいからだ。

 悩みを聞いてわかった問題に対して解決策を聞き手が思いつき、

それを提案するという間違いを犯した場合、話し手はいらだつ。

 話し手が " 本当 " に望んでいるのは、話すことだけなのだ。

悩みを話すという行為そのものが解決策である。


            デイビッド・イーグルマン/著    意識は傍観者である


PA099123